私たちについて

千葉バッハ合唱団は、2001 年7 月に設立された 合唱塾「千葉合唱団」が前身です。

「ルネッサンス、バロック音楽の合唱練習を通して合唱の基礎を学び、自立した合唱人をめざす」
創設者で主宰の伊藤博先生の理念です。

2007 年12 月には合唱塾「千葉バッハ合唱団」と改称し、以降「合唱塾10 年プロジェクト‐バッハへの道すじ」として、J. S. Bach の初期カンタータを主軸に、広義に捉えたグレゴリオ聖歌からバッハに至る合唱曲に取り組んできました。

2013年4月に伊藤博先生の意図を受け継いだ作曲家、指揮者、テノール歌手の福島康晴先生が二代目指揮者に就任し、2013年5月5日、千葉バッハ合唱団と改称。

2014年2月11日、福島先生の指揮にてBWV227を主とする主催公演を開催しました。


Q. 伊藤先生の跡を受けてバッハ合唱団の2代目指揮者となったお気持ちは

福島先生:やり甲斐のある仕事だと思っています。というのも、私が知る中では千葉で古楽器を使いながらバッハの作品を継続的に歌う団体は他に無いと思います。そして、その様な団体が千葉にも当然あるべきだと思いますし、その伊藤先生の意図を受け継ぎたいという思いが強いです。私は6年間イタリアで活動していたのですが、その間にイタリアの音楽はもちろんのこと、バッハの作品を歌う機会も非常に多かったのです。昨年、帰国しまして、これから日本でイタリアのバロック音楽を中心に演奏することにはなりますが、心の中ではバッハの作品にも常に触れていたいという気持ちもありましたので、喜んでお引き受けしました。

Q. どのような合唱団にしていきたいと思いますか

福島先生:出来れば20人から25人位の合唱団にしていきたいと思っています。あまり少ないと、それぞれにかかる負担が大きすぎますし、多すぎると、音楽に直接関わっているという感覚が希薄になってモチヴェーションを保つのが難しいと思います。千葉では、マタイ受難曲やロ短調ミサなどを大合唱団で歌う試みはされてきましたが、やはり質を求めるともっと小さな編成で演奏するべきでしょう。根底にはアンサンブルの感覚が絶えずあって、カンタータやモテット、コラールなどを通じて常にその感覚を鋭敏にしておく必要があると思います。

Q. 今後、どのような曲を取り上げていくことになりますか

福島先生:バッハに関しては、やはりカンタータやモテットを中心に据えていくでしょう。必要に応じてその他の宗教曲も演奏していくつもりです。また、バッハの他にもシュッツやブクステフーデ、私がイタリアで知ったアレッサンドロ・スカルラッティとドメニコ・スカルラッティの宗教曲も是非取り上げたいと思います。また、ルネッサンスの音楽を演奏することも合唱団にとっては非常に重要なトレーニングになるとおもいますので、パレストリーナやヴィクトリアなども取り上げていきたいです。

Q. 合唱あるいは声楽をやる上で、特に重きを置く要素は、また合唱団員に望むことは何でしょう?

福島先生:歌手というのは歌うことに喜びを感じています。それは、何年経っても変わりません。私は伊藤先生が20年前に起ち上げたモンテヴェルディ倶楽部というヴォーカル・アンサンブルで歌い始めたのですが、その当時、毎回の練習が待ち遠しかったのを覚えています。私は昔よりも声楽の勉強を重ね、歌というものが本当に難しいものであると痛感していますが、それでも、歌う喜びは全く消えません。歌は身体が楽器ですし、もし、喜びを感じられないようであれば、長続きしないでしょう。私は常に合唱団の方にも、その喜びを共有し大事にして欲しいと願っています。
発声については千差万別で、色々な人が色々なことを主張します。私としては、いかにシンプルにしゃべる声の延長で歌えるかどうか、ということがテーマです。毎回の練習時に発声練習を行います。

Q. 将来に渡って主だった活動の見通しや目標は何かありますか

福島先生:例えば5年に一回とかの周期で、クリスマス・オラトリオなどの大曲にもチャレンジしていくのもいいと思います。ブクステフーデの”Membra Jesu nostri”やモンテヴェルディの”Vespro”も候補に入るでしょう。

Q. 先生は歌手や古楽器奏者など他の音楽家の方たちとの交友も広く、数多く共演もしていらっしゃいます。そのご縁でいずれ私たちもそうした方々と接する機会があればと期待しています。

福島先生:そうですね。やはり優秀な音楽家と共演するのは非常に刺激にもなりますし、勉強にもなります。ですから、必要に応じて、素晴らしい音楽家を呼んで、共に音楽を作っていきたいと思います。
(インタビュー日 2013年8月30日)

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